冬の新定番、せり鍋

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せり

近頃はいろいろな味や具材を入れたお鍋が流行っています。仙台にはお正月の七草のひとつとして知られている「せり」を使ったせり鍋があるのです。

宮城県内では冬の定番鍋だったのですが、せり鍋は全国的にも知られるようになってきました。せり鍋の魅力や美味しいせり鍋が食べられるお店について紹介していきます。

せり鍋ってどういう料理?

宮城県でせり鍋が食べられているのは、宮城県がせりの生産量日本一だからです。中でも名取市はせりの名産地として知られています。

せりの栄養

仙台や宮城県外の方は、せりを食べる習慣が少ないでしょう。せりは実は大変栄養価が高い野菜です。

まずビタミンCとミネラルが豊富に含まれていますので、免疫力を高めたり美肌を作ったり、老化防止にも働いてくれます。

ベータカロテンも含まれているのですが、動脈硬化や心筋梗塞といった生活習慣病の予防や皮膚や粘膜を強くするのにも働いてくれます。

さらには食物繊維もたっぷりですから、便通を良くしたり余分なコレステロールを排泄してくれたり、血糖値の急上昇を防いでくれたりもします。

せり鍋の特徴

せり鍋はお店や家庭によって入れる具材は多少異なりますが、ねぎやごぼう、鶏肉、たっぷりのせりを入れて、鶏ガラやカツオ、昆布でとった出汁にしょうゆや酒、みりんなどで味付けをします。

せりやねぎのしゃきしゃきとした食感と旨味の強い出汁の相性が抜群です。鍋の〆の定番といえばご飯やうどんですが、せり鍋にはお蕎麦がよく合います。

仙台駅エリアでせり鍋が食べられるお店

仙台駅周辺にも美味しいせり鍋が味わえるお店がいくつかありますので、紹介していきます。

アクセス良好の居酒屋

仙台駅から徒歩1分という好立地にある居酒屋「みちのく邸」では本格的なせり鍋が食べられます。

仙台名物の牛タン料理が充実しているだけでなく、冬季限定で美味しいせり鍋が食べられます。せりを根っこから葉っぱまでたっぷりと入れて、鶏肉や鴨肉などと一緒に頂きます。

店内は落ち着いた雰囲気で個室も選べるようになっていますので、ゆっくりとせり鍋を味わえます。

自慢のせり鍋が味わえる

仙台駅西口から徒歩5分のところにある居酒屋「田なか屋本店」は、お店自慢のせり鍋がいただけます。

せりは葉っぱから根っこまで美味しく頂ける地元産を使用しています。せり鍋の食べ方にもこだわりがあり、部位によって出汁に通す時間を変えることでより美味しくせり鍋を食べられるようになります。

料理自慢の個室居酒屋

仙台駅から徒歩2分のところにある個室居酒屋「MICHINOKU-TEI」のせり鍋は、鴨肉からでるだしが特徴です。〆のおそばで最後の一滴まで美味しいスープを飲み干せます。

国分町エリアでせり鍋が食べられるお店

国分町は仙台市青葉区にある町のひとつで、居酒屋や食事処も多くあります。その周辺で美味しいせり鍋が食べられるお店をいくつか紹介していきます。

仙台の郷土料理が味わえる

「ひとひら」は仙台や宮城県の郷土料理を提供しているお店です。人気店のひとつであり、予約してから訪れるのがおすすめです。

居酒屋やお店でせり鍋を提供しているところは多いのですが、冬季限定というところがほとんどです。しかしこのお店では鴨肉とせりがたっぷりと入ったお鍋を、一年を通して提供しているのです。

出汁が美味しいのと、野菜のボリュームがすごいこと、せりの美味しさを堪能できることが魅力です。

せり鍋の有名店

国分町にあるせり鍋の名店といえば、「侘び助」です。今では仙台だけでなく、全国的にも知名度が高まってきたせり鍋ですが、このお店がせり鍋を広めたと言われています。

今ではさまざまなお店で食べられるせり鍋ですが、その具材はお店によって違います。このお店では鴨肉を使うのですが、鴨肉が一番せりによく合い、しかも美味しい出汁が出てくると評判が高いのです。

予約が取りづらい店のひとつですので、仙台に行くときは早めに予約を入れておくようにしましょう。