仙台に来たら一度は食べたい、牛たん定食

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仙台牛たん定食

仙台の名物のひとつといえば牛たんです。仙台市内には美味しい牛たんを使った料理を提供してくれるお店がいくつもあり、中には他の都道府県にお店を出店している有名店もあるほどです。

牛たんは仙台を訪れた時に是非食べておきたいグルメの一つです。仙台市内に牛たん店が多く集まる理由や、おすすめのお店について紹介していきます。

牛たん定食とは

一般的な定食とはメインのおかず、ごはん、お味噌汁、漬物や副菜がセットになっている食事のことを指します。仙台の牛たん定食は一般的な定食とは少し違いがあるのです。

牛たん定食の定番

牛たん定食にはメインとなる牛たんの他に定番の付け合せがあります。まずは麦飯です。ご飯よりも牛たんによく合うことから、牛たん定食を出すお店のほとんどが麦飯を出しています。

汁ものも味噌汁ではなくテールスープが定番です。牛テールの旨味がギュッと詰まっているテールスープには、味がしっかりしみ込んだお肉が入っています。

とろろや漬物

麦飯とよく合うとろろも定番の付け合せのひとつです。漬物に関してもさっぱりとした味付けの白菜づけと、ぴりっとした辛みが特徴の南蛮味噌漬けが提供されることが多いです。

お店によって若干の違いがありますので、その違いを比べてみるのも楽しいと思います。

# 仙台に牛たん店が多い理由
牛たんといえば仙台というくらい、牛たんは仙台の名物なのですがなぜ仙台で牛たん店がこんなにも増えたのでしょうか。

牛たんの元祖とは

牛たん定食の味付けは塩焼きが基本ですが、この食べ方を考案したのが仙台の老舗牛たん店店主です。

東京で和食の修行をしていた際に、フレンチシェフから牛たんシチューなどの牛たん料理を学びます。

そこから日本人向けに美味しく牛たんを食べる方法について試案するようになり、誕生したのが牛たん焼きだったのです。

その後テールスープなど牛たんと相性の良い組み合わせが考案され、現在定番となっている牛たん定食の完成に至りました。

牛たんが手に入りやすかった

戦後アメリカ軍が日本に進駐してきたのです、アメリカはもともと牛肉をたくさん食べる習慣が根付いていますので牛肉も多く日本で出回るようになりました。

しかしアメリカ人は舌やしっぽの部分は食べませんので、牛たんやスープの材料が手に入りやすかったのです。それが牛たん定食を広める一因にもなっています。

# 牛たんランチはどこがおすすめ?
仙台市内には牛たんの名店が多数ありますが、牛たんランチを食べるならおすすめしたいお店をいくつか紹介していきます。

牛たんの産みの親

仙台で牛たん定食のを作ったのが佐野啓四郎さんで、そのお店が「味太助本店」です。地元でも行列のできる人気店として知られています。

ランチは1人前(牛たん3枚)と1.5人前(牛たん4枚)の2種類のみで、付け合せもテールスープと麦飯だけというシンプルな組み合わせです。

お得な平日限定ランチ

平日に訪れることができるなら寄ってみたいのが「たんや善次郎」です。Aランチは牛たん3枚にテールスープ、白菜の漬物がついていて、牛たんつくねまでついています。

Bランチは牛たんが4枚ついており、それぞれ麦飯のお替りが1回可能です。さらには牛たんと牛たんソーセージのセットや、牛たん丼、牛たんラーメンなど定番の定食以外のメニューも選べます。

# 牛たん居酒屋はどこがおすすめ?
昼は牛たん定食でもいいのですが、夜ならお酒を飲みながら牛たんを味わってみたいものです。おすすめの牛たん居酒屋を紹介していきます。

座敷でゆったりくつろげる

素材や作り方にもこだわりを持つお店が、「牛たん料理 閣 電カルビ店」です。職人が選び抜いた牛たんを備長炭で香ばしくじっくりと焼き上げていますので、外はカリッと中はジューシーに仕上がっています。

牛たんたたきもお店のおすすめメニューのひとつです。自家製のソースと合せることで、牛たんの旨味を最大限に引き出してくれています。

希少部位を味わえるお店

牛たん1本からわずか100gしか取れない希少部位を提供しているのが、「お肉屋さんの牛たん べこ政宗 名掛丁店」です。

ごくわずかしか取れない希少部位を「とろ牛たん」と命名し、焼き物だけでなくお刺し身や寿司としても提供しています。

他にも仙台市内には美味しい牛たんが食べられるお店や居酒屋がいくつも見つかります。